東大阪工場オープン 水性塗料導入

ビーテックニュース

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自動車「鈑金技術者」集う!

2018/04/06

自動車鈑金・・・、一言では語りつくせない程に奥が深い。ここ数年でもかなりの進化を遂げている自動車、代表的なものには「先進安全装備」(自動ブレーキ等)である。各メーカーが競い合って「当らない車」の開発を続けておりその進化は凄まじいもの。

それに伴い10年程前から、ボディーの鉄板も「高張力鋼板」から「超高張力鋼板」となり、厚みが0.4㎜~0.6㎜となりハンマーで叩いて復元が出来る素材ではなくなった。つまりは「鈑金技術者」が鉄板をハンマーで叩いて復元出来ない鉄板になり、ドア一枚交換となり部品代が消費者への負担となる。

そもそも「鈑金技術者」とは、凹んだ、歪んだ鉄板を極限まで叩き出し復元する技術者であり、部品を交換する技術者ではない。その技術を習得するまでには5年~10年は必要であり、素材の特性などを知り尽くしておかなけばならない。しかし、その達成感は大きい。塗装工程まで終わり完成車両を見たときに「よし!」と自信を持つ。

しかし、その鉄板の素材が変わり(進化?)、経験を積んだ鈑金技術者でもなかなか難しく作業時間もかかる。そのような中、BP業界の専門誌「BSR(ボディー・ショップ・レポート)」(発刊元:株式会社プロトリオス)が、ベテランの「鈑金技術者」を集め「座談会」を催した。

IMG_09644月号の表紙

IMG_0965特集「鈑金技術者」座談会と全面に掲載された、奈良県、京都府、兵庫県の鈑金職人歴任者、そこに大阪から「ビジレンビーテック」技術指導の「康川顧問」にも声がかかった。

IMG_0963右端下に紹介されている「ビジレンビーテック:康川顧問」の紹介内容には「経験年数55年」今回参加者の最年長であり今も「ビーテック」の若手職人に厳しく今も技術育成に尽力を頂いている。

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座談会の内容も多岐に亘り、今後の自動車鈑金の有り方などが議論されていた。新品交換をするのではなく「鈑金技術」で復元出来る技法について・・・。工法は違えど、さすが技術者の集まり結果は今の鉄板も鈑金作業で修復は可能!との結論に出ている。

<編集後記>

今回特集として「10ページ」にも座談会の内容が掲載された。しかしそのハイレベルな議論を今の鈑金技術者に伝えられるのか?「交換したほうが早い!」の結論に直ぐに達してしまい、新品部品へ交換してしまう。世の中の流れが「スピード」と「価格」重視である為、仕方がない。

しかし、当社「ビジレンビーテック:康川技術顧問」は座談会末尾に熱く語っている。「社員に仕事の楽しさを伝える」のテーマが出された時「車が好きだから、この業界に入ってくる割合が高いが、挫折する人間も多い、向き不向きがあり不器用な方は何年やっても無理ですが、挫折する者は『もっと綺麗な工場で給料も高い業種』に移ってしまう。それは私達の責任!如何に稼ぐか!それが働く動機になり、それに伴って綺麗に修理が出来た達成感だと思う、それを与えられる環境をつくるのが私達の重要な役目」(参加者皆さまも同じ発言)。

「鈑金技術者」であり「部品交換士」ではない。「鈑金修理でも修理出来る者が時間と価格を考えて、交換を判断するのはOK!」、「鈑金修理が出来ないから、新品パネルに交換を判断する者は技術者と呼べるのか?」

今回の座談会の参加者に「ビジレンビーテック:康川技術顧問」が選ばれたことも非常に栄誉なことであり、改めて「康川技術顧問」の存在が大きいことがビーテックスタッフ全員が理解した。反面プロである以上「営利目的」が前提ではあるが、その技術があってこそであり、「鈑金」か「交換」の判断基準を「技術レベル」で選択するのではなく、お客様により良い方法を提案出来る技術者が「プロ技術者」。頑張れ!現役プロ技術者!(文責:辰巳)