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ビーテックニュース

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ビーテックの平均年齢がまたまた、下がりました。

2020/05/02

5月1日、素晴らしい五月晴れ。ビーテック東大阪工場に新しく「2名」の「自動車鈑金スタッフ」が門をたたいてくれた。早速取材を申し込んだ。一人目は年齢「23歳」になったばかり!高校を卒業してから大手企業に入社し自動車鈑金を学んで来たという。

IMG_3609大水良太(おおみず りょうた)。先日散髪をして「さっぱり」して初日を迎えたと「意気込みも立派だ!」、でもなにかそのヘアースタイルに素直に喜べない私(辰巳記者)がいる、決して悪意はないと分かっている、わかっているが・・・(あ、失礼)。

IMG_3611さ~、仕事を見せてもらおか!先ずはハイエースの後方タイヤハウス(クォーター)のパネル交換。ここでは溶接技術が必要になる。本人曰く「ぼく、溶接は苦手なんですね・・・、パネル鈑金のほうが・・・」しかし、今の車はパネルの厚みが0.6mm~0.7mmと非常に薄いので、このパネル交換作業が増えてくる。「苦手を克服しなければならない厳しい業界である」

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ビーテックの設備には、まだ慣れていないので溶接機の取り扱いを聞く。あとは「水を得た魚」のように作業に入る。

IMG_3626メーカー指定通りの箇所へ溶接して行く。

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IMG_3626苦手と言いながら結構やるやん。

IMG_3551もう一人は「市野公仁(いちの きみひと:三級整備士)」某自動車ディーラーを経験し、自動車鈑金(車体整備)を目指し、ビーテックの門を叩いてきた。自動車鈑金としては全くの「未経験」。しかし、今の自分に出来ることは何か?を探し、上長からの指示が無いときは「ほうき」を持って、工場の外や中の掃き掃除をしている。

また、その若さでの「脳みそ」が柔らかいので、先進安全装置の計測「エーミング調整」を担当してもらうことにした。この4月から施行されている「特定整備」の認証に向けて、この「エーミング調整」が重要な作業になる。早速導入された機器の説明は「市野整備士」が担当することになった。

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IMG_3490やはり、適任だった!仕入れ業者からの説明にしっかり「メモ」をとり、次は自分一人でやらなければいけないことを感じているのだろう。

しかし、このエーミング調整は全ての車が必要ではない。それまでは、自動車鈑金の仕事を先輩を一緒にやっていくことになるが時には、「これやっておいて!」(〇〇時までに)と突き放されることもある。

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IMG_3622「いつまでかかっとんねん!日が暮れるど!」と怒鳴られながらも必死に作業を続ける、今までは学校で授業料を支払って、教えてもらっていたが。仕事に就くと、少なからずとも賃金をもらいながら色々なことを教えてもらえる。その反面厳しいところも多い「ここは学校と違うぞ!」等々。現場の世界は厳しい!

<編集後記>:しかし、これは「ビーテックニュース愛読者」ならお解りいただいていると思いますが、「頼まれごとは、試されごと」というです。企業の責任者は、自分(私用)の用事を部下にお願いすることは稀であります。上司の指示(お願い)は、その瞬間から、指示された部下の行動を必ず見ています。ダラダラやっているのか?全力でやっているのか?どのくらいの時間でやっているのか?素質はあるのか?手抜き作業はしていないか?もっとも注視するところは、指示を出した直後とミスをした時の態度や言動です。「はい!わかりました!」、「あ、すいません私のミスです!」

この毎日のやり取りが、いつか自然となり若手技術者はメキメキと腕をあげて、気がつけば先輩を余裕で追い抜いてしまうこともよくある話ですね。「頑張れ!若手スタッフ!」将来のビーテックを背負って頂く重要な人財であります。「みんなが見てるで」(撮影・取材・編集・文責:辰巳寛一)