何年前からだろう？？ヘッドライトの素材がプラスチックになったのは・・・。確かに軽量化、安全性、コスト面で考えると得策なのかもしれないが、５年以上経過すると駐車場所の条件にも左右されるが徐々に「くもり」が出てくる。どちらか片方のヘッドライトを交換すると、明らかに左右の輝きが違う。人間の「眼球」に例えるなら、「白内障」にかかってしまっているようだ。

ビーテックでは、修理が完成した車輌がこのような状態になっていれば出庫前にヘッドライトクリーニングを実施している。これはそう簡単なものではなく、やはりボディー磨きを専門としている「塗装士」が得意とする技術になる。

今回は、兵頭１級塗装士が行う、曲面に合わせて優しく、優しくボディーを削らないようにマスキングもする。磨きすぎないように状態を見ながら行う。

「どうや！これがプロの仕事やで、眠ってた車が目覚めたみたいでしょ！」と、兵頭塗装士（１級）。今回の事故修理とは全く関係の無いところですが、お客様の感動する顔が見たい、と語る。車は生き物・・・、大切に乗ってあげると車も喜ぶ。しかしいつかは病気や怪我をする、その時にビーテックは「車の総合病院」でありたい。

（取材・編集・文責：辰巳）