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ビーテックニュース

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水性塗料!ビーテック東大阪工場も導入!

2019/01/27

新しい元号はまだ決まっていないが、ビーテックは今年「水性元年」となった。一昨年前には先行して「門真工場」で水性塗料を導入していたが、今回「東大阪工場」にも水性塗料が導入された。平成31年1月27日

日本ペイント株式会社(メーカー)と生興塗料株式会社(卸会社)が朝一番、東大阪工場に元気に来て頂き手際よく搬入されて行く。

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IMG_0919先ずは、水性塗料の保管棚を調色室に設置する為、溶剤塗料(シンナー系)を外へ搬出。それぞれの役割がはっきり分かれていて全く無駄の無い動き。(すごい)

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外では、日本ペイントの方が保管棚(ラック)を組み立てている。爽やかなイメージの食器棚のようなラック・・・。

IMG_0925溶剤塗料(シンナー系)のミキシングラックに比べるとかなりコンパクトに収まる。

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IMG_0930続々と運ばれてくる「水性塗料」全くシンナーの臭いがしない、水彩画の絵の具のような優しい香りだ。

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綺麗にラックの中に納められた「水性塗料」。

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同時に、パソコンの設定。水性塗料と同時に導入されるのが、「コンピューター自動調色機(カラボ)」である。カメラでボディーの色を認識し調色データーが瞬時に出る優れものである。また、PCと連動されているので車両毎にそのデーターが蓄積されていく。

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導入が終わった後は、明日からすぐに仕事が出来るようにセッティングして頂いた、「ここに置いたら使いにくいなぁ」と職人さんの気持ちになって色々と考えて配置をして頂く気の配り。(ありがとうございます)

IMG_0941はい!終わりました!「ありがとうございました」と皆さんで記念撮影。(皆さん良い笑顔!)

<編集後記>:簡単に「水性塗料導入」と言っても中々難しいものがあります。既に国内メーカーの「新車」塗装は全て「水性塗料」を使っております。しかし、我々鈑金塗装業界では「水性塗料」を導入しているのはまだ「10%」に満たないようです。そこには様々な大きな問題があります。「初期投資」、間違いなく上がる「ランニングコスト」、「作業効率の低下」言いだしたら切りがありません。しかし、塗装に専従する社員の健康を考えた場合、どちらが大切でしょうか?シンナーを吸い続けて身体に良い訳がありません。アスベストが使用禁止になったように有機溶剤(シンナー系)塗料も使用禁止と法制化されないと業界は動かないのでしょうか?大切な従業員の健康を阻害しながら収益を出すような産業には将来はないと思います。業界団体ももっと啓蒙活動をしていただき、そこに働く方々が安心できる環境が必要なのではないかと強く感じます。『当社は社員のことを一番に考えている!』と大きな声で言えるような会社でありたい、またあり続けたいその一つが「水性塗料」の導入であると思います。

終わりに、日曜日にも関わらず日程の調整を頂きました「日本ペイント株式会社 様」、「生興塗料株式会社 様」には心よりお礼申し上げます。平日の稼働日だと仕事に影響することに配慮して頂いたことで非常に助かりました。皆さん日頃はスーツを着て営業として日々訪問して頂いている方々が、このような作業も手際よく行えることに驚きと共に何よりも安心感が出ます。

ビーテックにとりましても、水性塗料の導入は「悲願」でもあり3年前から「日本ペイント株式会社様」にはご協力を頂き勉強会や実演、門真工場から導入し1年間ご指導も頂き、東大阪工場に何回もご訪問頂き本日無事「水性塗料:nax WB」が導入されました。これからは我々ビーテックの塗装技師達が「魂」を吹き込むことでしょう。

また、「生興塗料株式会社様」におかれましては調色室のレイアウトなども数案ご提示いただき、メーカーとも色々な面でも調整して頂き初期投資の負担を出来るだけ軽減して頂いたからこそ実現出来たものと思います。こうして皆様のご協力があってこその「ビジレンビーテック」であり、改めて感謝致します!「ありがとうございました」  (取材・撮影・編集・文責:辰巳寛一)