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ビーテックニュース

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ザ!鈑金!(技術のビーテック)やっちゃえ!鈑金!

2017/09/30

鈑金・塗装工場の技術の差は何処にあるのだろうか?街中で走っている車のボディーの厚みは「1m/m以下」であることを一般の方はご存じなのだろうか?「平均して0.6m/m」しかない。そうなると凹みを復元するにはかなりの技術が必要になってくる。しかし、それを回避するには「パネル交換」新品に交換してしまうのが手っ取り早い!しかし、そうなると部品代がかかり再販(下取り)などの査定にも交換箇所が分かるので「査定落ち」になる可能性も出てくる。なので出来る限りパネル交換(部品交換)は避けたいのがユーザーの願い。

また、多少凹んだままで分厚く「パテ(下地用粘土状のもの)」で整形する方法もある。しかしこの方法も、仕上がった後から数ヶ月、数年経過すると変形してくるなどの問題も出てくる。そこで鈑金職人の腕の見せ所!

凹んだ、歪んだ鉄板(0.6m/m)をハンマーや溶接で限りなく原型に復元させる、これが「ザ!鈑金」である、昨今はこの鈑金作業を極める職人が少なくなってきている、料金的な関係でも、この下地作りに時間をかけてしまうと、結局はパネルを新品に交換した方が早く(安く)仕上がる場合がある、悩ましいところだ。

しかし、基本はパネル鈑金が出来る職人が時間の関係上で「交換」と判断するのは良し!ところが最近は、鈑金が出来ないから、直ぐに交換と判断する職人が増えてきた、またそのような工場も増えてくる中・・・!

IMG_5315ビーテック門真工場の康川技術顧問の腕前を披露、ハンマーで凹んだ鉄板を修復する技術。仕上りはこちら!「それも小さく、小さく最小限に」

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IMG_5319湾曲部分をここまで復元出来る鈑金職人は大阪、いや全国に何人位居てるのだろうか?ここまで仕上げると「パテ」はいらない、そのまま塗装行程に入る。(あっぱれ!)

IMG_0065塗装前の「サーフェーサー(お化粧で例えるとファンデーション)」からの本塗りが出来る。

パネル(鉄板)で限りなく現状復帰させる技術、これはビーテックの若手職人にも受け継がれる!今年入社の若手鈑金職人「黒木氏(30歳)独身!」

IMG_0051車両は「ハイエース」の側面で一番損傷を受けやすい場所である。メーカー系ディーラーに見積してもらうと、鈑金は無理でパネル交換の見積になり非常に高い!とビーテックを紹介してもらったとのこと。早速作業にかかるも鉄板を削っていくと、以前に何処かで修理した形跡が出てきた、案の定「パテ」をコンモリと肉付けしての作業で下地の鉄板はガタガタの状態・・・。(何処でやってもらったのだろう)

IMG_0052この黄色の所が前回の「パテ跡」。その下の鉄板は「ボコボコ」先ずはその作業から仕上げて行かなければならない。

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IMG_0057左手では常に目では見えない「歪み」を感触で確認しながら先ずは鉄板を限りなく復元する。あっと言う間に粗々復元出来てきた。この後は「限りなくパテを薄く薄く塗る」この一連の作業が、部品交換と同じ時間で出来ればOK!確実に仕上げるだけでは無い!「時間との勝負でもある!」

IMG_0061さ~、パテ付けから、パテ研ぎが始まった!

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粗々、鉄板が出て来たところで、下部のプレスラインに印を付けていく、既に鉄板でプレスラインを復元しているのでパテ研ぎでムラにならないように。

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いよいよ、上部のパネルの「パテ」を研いでいく、左手では微かな「高い所、低い所」を見極めながら鉄板が見える極限まで「パテ」を研いで行く。頑張れ黒木鈑金技師!鉄板で殆どの整形が出来ているのだから「パテ」は極めて薄い筈!とプレッシャーをかける辰巳(編集長)。

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プレスラインもバッチリ出ている!中々やるやないか!さ~仕上げで「パテ」が何処まで薄くなるのか?一度修理後があるパネルなので中から昔のパテや塗装面が出てくるので少し時間がかかったがパネル交換の時間よりも遥かに速く仕上げた。

IMG_0076はい!終了しました。ラインもばっちり、歪みもOK所々に下地の鉄板がでてくるくらいにパテをとぎました!あとは塗装チームにお任せします!

<編集後記>

鉄板で粗々の整形をするのでパテ行程が非常に速くなります。また修理範囲も最小限に食止めることが出来ました。しかし一度修理をしている鉄板だったので少し手間取りましたが何とか時間内に仕上がってよかったです。と自慢げに話す「黒木氏」。先輩からも「お~速かったなぁ、良し!歪みもOK!直ぐ塗装チームに引き継ぎや」と合格の言葉。「さて、3時半のコーヒータイムの時間」ゆっくり休んで下さいね。後2台~3台は今日中に手を付けられる!と意欲を表せている。30才!まだまだ伸びる期待の鈑金技師。

(取材・撮影・文責:辰巳寛一)