今年４月に入社した、ビジネスレンタリース㈱の新入社員が「ビジレンビーテック東大阪工場」に研修を兼ねて見学会に新卒者５名、中途採用３名の合計８名が訪問。研修（３ヶ月）が終わると其々の部署へ配属される。特に新卒者の方はアルバイト経験はあるがいよいよ社会人としての第一歩を踏み出すことになり期待と不安が入り混じった状況にあることは間違いない。

先ずは「座学」から始める、講師は私（辰巳）が行い「鈑金塗装」とはなにか？から始まりこの後の体験研修の内容を説明した。

　　　

いよいよ体験に入る、講師は「迫田工場長」鈑金の基本中の基本である「ハンマリング」から。迫田工場長は二年前のＢＰグランプリで大阪南地区（大阪府・奈良県・和歌山県）の予選で総合４位の実績を持つ。凹んでいるパネルを「ドリー（当て板）」とハンマーで数回叩いて復元させる。最初に見本を見せて「はい、やってみよう」と道具を渡される。

　　

裏側に手が入らない所は、スタッド溶接機で「引っ張る」、押しても駄目なら引いてみな！こんな機械は見たことないのか興味津々で眺めている「おいおい、そんな近づいたら感電するで！」との冗談に皆が一斉に離れる。「そんなことないやろ、これで感電していたら世の中の鈑金士は皆おらんようになるわ！」と返す迫田工場長。

その後、パテ塗りとパテ研ぎを体験し、いよいよ塗装体験に入る、塗装作業で重要なのは「調色」である。１００種類の原色から８色位を抜き出して軽量通りをカップに入れて混ぜ合わせる、０.１ｇ単位での狂いが命取りになる。

塗装ブースに入るんのも、スプレーガンで色を吹き付けるのも初めてだが、それなりに出来上がっていく。

　　

少し油断をしてしまうと、「たら～」と色が垂れてしまう・・・、塗装講師の「兵頭リーダー」は「アウト！」の声。塗装が如何に繊細で難しい作業であるかは実際にやってみて解る。

皆さんで仕上げた「作品？」の前で記念撮影。

＜編集後記＞

今回、工場見学に参加した８名の新入社員はこれからビジレングループとして大きく活躍して頂きたいものです。同期入社した今回の仲間は、この後其々の職場に配属されても時たま連絡を取り合って仲良く末永くお勤め頂きたく願います。ビジレンビーテック全スタッフは新入社員を全力で応援しております。

（取材・文責：辰巳）