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ビーテックニュース

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新車の「慣らし運転」ってご存知?

2016/04/25

昭和60年頃までの車は「マニュアルミッション(MT)車」が多かったが、昨今はMT車ってなに?また、免許も「オートマチック(AT)車:限定」があり普通免許は8割以上がこのAT限定を取得されているとか・・・。

また、新車購入時は必ず「慣らし運転」を行っていた。これはエンジン・ミッション・サスペンションなど金属部分が触れ合うので「あたり」が出るまでは、優しく、ゆっくり運転をして徐々に慣らして行く。エンジン回転数も3.000回転以上は上げないようにするなど、1.000km位で一度「オイル交換とオイルエレメント交換」をして合計2.000km前後はゆっくり慣らしていくことである。昔の車は「取扱い説明書」にも明記していた。

しかし、昨今はエンジンの工作精度もかなり良くなって「慣らし運転は必要ない!」と言われる方も増えてきた。「オイル交換も通常の5.000km~10.000kmで大丈夫」と言われている。

確かに車としての「慣らし運転」は必要では無くなってきたのかも知れないが、運転する「人の慣らし運転」は必要ではないだろうか?5年、10年と乗り慣れた車から「新車」に乗り換えられた場合は、その車の操作方法や、トルク、馬力も違う。ブレーキの効き具合も違う筈。

IMG_0485夜遅くに、ビーテック東大阪工場に「新型シエンタHV」が入庫してきた。前を見るとかなりの損傷だ。

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翌日、明るい時に改めて見るとかなりひどい、幸いなことに運転されていた方には怪我はなかった。原因を聞いてみると、「細い道から大通りに出ようとしたときに、左からバイクが来るのが見えたので急いでアクセルを踏み込んだらそのまま正面の街灯の柱に激突した」とのことである。(本来なら停車してバイクを先に・・・)

IMG_0046走行距離はまだ「200km少し」。ハイブリット(HV車)にもまだ慣れていない矢先のことであった。

「慣らし運転」とは車を慣らすのではなく、今の時代は「人がその車に慣れる」までは、優しくゆっくりと運転すると言う意味ではこれからも必要ではないだろうか?

新車を販売する「販売店」様も納車の時には昔のように「慣らし運転」のご案内をして頂きたいものです。

数日間「入院」を余儀なくされた新車は本日改めて「退院」することになった。末永くドライバーさんとお付き合いをして頂きたい。

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最終チェックは当社「八尾工場(民間車検工場)」で、細部に至るまでチェックを行い出庫し致します。

「結果:今も慣らし運転は必要です!」   (取材・文責:辰巳)