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ビーテックニュース

※写真クリックにて拡大できます。

決して「ピンボケ」ではありません。安いのには訳があります・・・。

2016/10/22

国産の高級車「アルファード」、人気のボディーカラーはやはり「ブラックかパールホワイト」である。先日、ビーテックに入庫されてきたのはブラックのアルファード。以前に激安ショップで修理してもらったが月日が経つと色が変わってきたと相談。「なんじゃ、これ?」と職人達は声をそろえる・・・。

img_0087まだ、新車で2年ほどの新しい車。一見写真では分かり難いが目視では誰がみてもおかしい・・・。

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ボディーラインが「ガタガタ」ブラック特有の深い艶(つや)もボケてしまっている。ユーザーは「安くしてもらったのでなにも言えないが、手直しもして欲しくないのでビーテックさんでお願いする」とのこと。

最近のパネルは軽量化の為、非常に薄くなっていて鈑金修理が非常に難しくなってきているのは事実、しかしここまで艶が無くなってしまうと高級車が台無し。

さてさて、同じようなことが二度起きることはよくある話。今度は「クラウン」追突被害事故ではあるがバンパー交換で作業を進めていたら「ん??」

img_0095一見は、さすがはカッコいいクラウン(写真:奥)、バンパーは外されていたが、「んん??」右後ろのボディーが・・・。

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ピンボケに見えるが横に停まっている車両がボケて写っている。このお客様も「激安ショップ」で修理したとのこと。「色がボケて来たんだが・・・」とクレームをつけると「納車の時はご納得頂いていたではないですか?年数と共に色はボケてきますよ、まぁ少し磨いておきましょう」とサービスで少し磨いてくれたとか・・・。

クリアー塗装に問題があるのでいくら磨いても、本来の艶は出てこないでしょう。結局はやり直しをすることになって余計な出費になってしまった。双方ともにどの位激安だったのかは聞かなかったが数万円はお支払になっているだろう。修理代を安くするのはこの業界簡単なこと、時間の短縮。

しかし、極端な時間短縮は仕上りに非常に影響が出てくる。納車の時は綺麗に仕上がったように見えるが月日の経過と共にこのように色艶が悪くなってくる場合が多い。

価格競争の結果街中には「激安ショップ」が出没、修理工場はお客様がしっかり選ばなければならない時代である。価格だけで選ぶも一つだがそれだけではない。店選びも重要になってくる。「永久保証書」を発行する工場も最近では多い、それは自分達の仕事に自信があるからこそだろう「ビジレンビーテック」も通常のお客様には「永久保証書」を発行している。

(撮影・文責:辰巳寛一)