令和5年（2023年）1月25日・・・、昨夜からの「大寒波」で日本列島が寒気に包まれた。大阪府下はうっすらと雪化粧をしたくらいであったが「京都・奈良・和歌山」等の高速道路が寸断され、物流が止まった。毎日当たり前のように届いていた物が届かない・・・。ビーテックも自動車メーカーから来るはずのバンパーなどの部品が全く到着しない・・・。

東京方面からの「新名神高速道路」三重県で約20ｋｍにもわたり10時間以上の立往生・・・。

午前中スーパーに行っても食料品が・・・。

姿を消している・・・。

物が流れると書いて「物流」・・・。物を運ぶ・送ると書いて「運送」・・・。半世紀の間この運送方法の90％以上がトラックによって行われている。

一台のトラックに一人のドライバーが目的地に向かって命がけで走って頂いているからこそ、我々の毎日の生活が保たれていることが実感できた瞬間でもある。

日本国内のトラックドライバーの数は約90万人とも言われているが、この方々が日本の経済を支えていると言っても過言ではない。

そんな中、ビーテック東大阪の前の道路で目的地に到着したトラックが時間調整の為に路肩で休息を取っている・・・。

その後ろから、一台の「パトカー」が・・・。「この道路は駐車禁止です！運転手が乗っていても駐車禁止となります」とスピーカーで・・・。確かに、確かに駐車禁止路線ではあるが・・・。何時間もかけて目的地の手前で時間調整の休憩くらい・・・、と思ってしまうのは私（辰巳）も「元トラックドライバー経験者」だからなのか・・・。

何とも複雑な心境で見守ってしまう・・・、暫くしてこの大型トラックは移動していったが・・・。誰かが通報したのか？？確かに道路はパーキングエリアではないことは分かる・・・、事故の原因にもなるのも分かる。トラックドライバーの労働環境を改善する為の法律も2024年（令和6年）4月から施行されるらしいが・・・。それで改善出来るのか？？？甚だ疑問を感じてしまう・・・。

運送を依頼する側に問題はないのか？「時間指定」に無理はないのか？20年程前から製造メーカーは「在庫を持たない」完成したら即日輸送依頼をして翌日指定など・・、その殆どの時間指定が「AM9時」、当然の結果、到着倉庫で荷下ろし待ちのトラックが溢れる、荷下ろし開始がお昼を過ぎることも珍しくない。所謂「ジャストインタイム」！！！。聞こえは良いが、トラックドライバーにすればその指定時間を守る為にトイレ休憩もままならない状況・・・、睡魔とも戦いながら目的地を目指す。

全国のトラックドライバーの方々に心から「拍手」を送らせて頂きたい・・・、少しくらい道路（路肩）での休憩くらいさせてあげて！お願い「おまわりさん・・・」（文責：辰巳寛一）