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ビーテックニュース

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THE・鈑金!

2017/01/20

BP工場・・・、即ち「鈑金・塗装工場」は鈑金行程塗装工程がある。鈑金行程とはボディーパネル(鉄板)をハンマリングや溶着で修復させる作業のことであるが、最近のパネル(鉄板)は非常に修復するのが困難になってきている。その結果新品パネルを交換することが多くなっている現状がある。

時間短縮にもなり効率を考えると交換した方が勝負は早い!保険を使用するのだからそれで良いではないか?と考えてしまう。しかし、そこには「鈑金」という技術が存在しない。また工場の収益性を考えても部品交換工賃よりも鈑金工賃の方が仕入が無い分技術者の工賃として反映し還元できることになる。

ビーテックに黒塗りの高級外車が入庫してきた。右後ろにかなりの損傷があり、誰が見ても「パネル交換」。

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パネル交換ならルーフ(屋根)付近で切開して溶接で繋げてしまうと簡単とは言えないが多少の経験がある技術者なら誰が行っても同じように仕上がるだろう。しかし国内にそのパネルの在庫がない場合「本国手配」になる。そうなると供給されるのが一カ月以上は必要になる、お客様も困るだろう・・・。

東大阪工場:迫田工場長が「よっしゃ、鈑金しよう!」となり、お客様にも連絡「快諾」して頂き作業開始!

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イタリア製「スパネージ修正機」で粗出し開始!

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粗々、戻ってきた。さぁ~、ここからが大変である、高級車のエナメルブラックは歪みがすぐに分かってしまう。

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タイヤハウス上部のプレスラインをしっかり鉄板で引き出す。

IMG_0231ここでも得意の絶妙なハンマリングが出る。微妙な歪みは鉄板を極限まで修復することが「THE・鈑金」である。

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鉄板(パネル)で出来る限りの形が出来ているので「パテ」は薄く・小さく。

IMG_0250最終はサフェーサー(塗装前の下地作業)、ここからは「塗装士」の仕事に変わる。

<仕上がりはこちら!>↧↧↧↧↧

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「お見事!」としか言いようがない!塗装も完璧な仕上がり。塗装担当は「大谷(一級塗装士)」お客様も感動して頂いた。「え~、これ修正で修理したの?全く分かりませんな~、反対側の新車時のパネルの方がゆらゆらと歪んでいるよ(笑)」と大変喜んでおられた。

<編集後記>最近は「職人」を目指す若者が非常に少なくなってきているなか、人員を確保するのが本当に大変な時代である。いったい何が原因なのか?下積み時代が5年~8年と言われるこの業界、何処の業界に於いても下積み時代は給料も安いし大変でしょう。しかし、一人前になると道具を持って条件の良い会社からお誘いがあったりし「技術力(腕前)」で、一般サラリーマンよりも遥かに良い賃金がもらえる夢のある仕事・・・・。

しかし残念ながら、これは一昔前のことである。最近は「運送業・建築業・自動車整備業」の様々の業界に於いて現場で働く方々の収入は下がり逆に労働時間が長くなる傾向にある。これでは若者が長い下積み時期を耐え抜く意味がないのでは?「夢がない」業界に若者は参入してこない。ビーテックは現場で働く技術者が中心の会社と常に意識している。またビーテックの技術者の意識も「職人ではなくプロ」を意識して頂いております。

それは、如何に時間短縮をするか!それが自身の賃金に跳ね返る。目標時間をしっかりと意識してそれ以内で仕上げていくこと!技術を磨き部品交換を減らし自らの「手」で復元させる。これこそ「THE・鈑金」であり「THE・塗装」である。(取材・編集・文責:辰巳)